2010年02月28日

音楽のチカラ



高齢者の方々と接していると音楽の
素晴らしさを感じざるを得ません。

歌うのが嫌いな方も時々いらっしゃい
ますが、たいていは皆さん、歌うのも
聞くのも好き。

言語と同じく、生活の中に音楽のない
民族がいないことが示すように
音楽は人間の創造物であり、また
なくてはならないものなのだと実感します。

音楽は、介護や医療の現場でも取り入れ
られています。小難しく「音楽療法」なんて
言われていますけど、童謡や懐メロのCDを
流したり、手拍子で歌うなんてことは
素人にでもできます。

私は自分自身が好きなこともあって、勤務先で
よく歌を取り入れています。

おばあさんが編み物などをされるとき、
テレビは消して、童謡を流します。

すると鼻歌を歌いながら編み物をされます。

またちょっと時間があるときは大正琴で
唱歌や季節の歌を演奏します。

すると、こちらが「歌いましょう」と促さ
なくても自然に歌が始まるのです。もっと
驚くことは、他の人の会話などには全く関心を
もたなかった認知症の方が歌いだしたり、
さっきまでそわそわしていた方が、歌う
ことで落ち着き、ずっと集中して歌を
歌ったりします。

人には音楽が大切なんですね。


  


Posted by まるこ♪  at 08:13Comments(0)認知症ケア