2010年03月09日

たかが下着、されど下着



デイサービスでは入浴サービスがあります。

着替えのお手伝いをしていると、「朝、
寒かったから」と厚着をしているのを
照れくさそうに話すおばあさんがいます。

シャツを2枚、パンツは、長短合わせて
3枚と腹巻といった具合です。

パンツのほうは冬用のものを一番上に
はいているのですが、シャツは薄い
木綿のシャツです。

ご家族と一緒に暮らしているものの、
ご自分で下着を選んで着てくるそうです。

起毛の遠赤外線のシャツやヒートテック
だったら1枚でも温かいのになぁと
思いながら、脱衣場で1枚、1枚シャツを
脱がせていきます。


お年酔りは動きが緩慢になるし、自分が
思っているほど足があがっていなくて
物につまづくことも多いです。

厚着をしてぬいぐるみのようになって
いたら、さらに動きが鈍くなってしまいます。

トイレが緊急のとき失敗してしまうかも
しれません。

いろんな意味で厚着はおすすめできません。



ある方は、季節ごとに新品の下着をお嫁さんが
準備してくださり、素材も肌触りもとてもいい
ものです。

ご家族に大事にされているんだなあと感じます。


私は利用者さんのご家族とは接することのない
立場にいますが、下着から家族との関係を
感じることがあります。  


Posted by まるこ♪  at 19:52Comments(0)高齢者一般