2010年10月24日

認知症ケア学会に行きました



23、24日と神戸国際展示場で認知症ケア学会の
大会が開かれました。

私は、初日に参加してきました。

今回が初めてです。


8月に認知症ケア専門士の一次試験を受けに
行った時も感じたのですが、今、本当に
たくさんの介護従事者が認知症に関心を
もっているのを感じます。


昨日も、会場は溢れんばかりの人、人、人
でした。

午後から「若年性認知症」のシンポジウムが
開かれるので、それまではポスター発表を
見ていましたが、とにかくすごい数でした。

一つ一つは到底見きれないので、地域の支援活動
に関するポスターを中心に見てきました。

多くは「支援が必要である」と結論づけたもの
でしたが、それは分かっている。

私は、具体的な取り組み方を知りたいと
思っていました。


中には、家族や地域が知りたいと思っている
学習内容を掲示しているのがあり、メモして
きました。

全般的に知りたいことは、

 ・認知症に関する知識
 ・認知症の方への対応方法
 ・認知症の方の苦悩や尊厳
 ・社会資源の有効活用
 ・介護と経済
 ・老年期を迎えるための準備

個人が知りたいことは、
 ・介護者の身体、心理、社会性
 ・介護者の苦悩とジレンマ
 ・人生における介護の価値や意味
 ・家族と地域の関係づくり


支援者が知りたいことは
 ・介護への関心、気遣い、見守り方

地域として知りたいことは
 ・老若男女参加による介護
 ・認知症の方やご家族を支援する町づくり
 ・認知症予防や早期発見


というものでした。


午後からは「若年性認知症のシンポジウム」があり、
ご家族、支援者、ボランティア、施設など
それぞれの立場でどう若年性認知症の方の支援を
しているか、支援はどうあるべきか、それを
テーマに話がありました。

やはり、出かけられる「場」の重要性や
支援者の養成、さらには専門職のレベルアップ
そういうことが訴えられていました。


介護の資格を有する者として気持ちが引き締まり、
認知症ケア専門士になれたら、具体的な取り組みを
始めたい、そう思いました。  


Posted by まるこ♪  at 09:01Comments(0)出来事