2011年05月06日

学習ノート5.6

第3章

1つづき

(2)運動習慣と認知症予防

 有酸素運動の強化と頻度が関与

①ローリンの報告

  運動をよく行い活動量の高い者は、
 認知症になることを抑制していた


②アボットの報告

  1日の歩行距離と認知症発症リスクの関係

  1日2マイル(3.2km)以上歩く人よりも
  0.25マイル(0.4km)しか歩かない人の危険率が
  1.9倍高い。さらにアルツハイマー型認知症では、
  危険率が、2.2倍高い。


③ロビオの報告

  運動習慣と認知症発症リスクの関係

  中年期に、週2回の運動習慣やレジャーでの
  身体活動をしていた人は、発症リスクが抑制される。

  通勤や仕事での身体活動量は認知症の発症と関係がない。

  中年期から週2回以上、少し汗をかく程度の運動を
  20~30分行うことが重要


④ポーデウィルの報告

  アポリポタンパクEの遺伝子型によって、運動のもつ
  認知症予防効果が影響を受ける可能性がある(仮説)

  Apo E多型 → 有意
  Apo E3/3  → 運動・身体活動の効果有り
  Apo E3/4  → 関係性はない


⑤キビペルトの報告

  Apo E3/4の分析

  アルツハイマー型認知症の危険因子

  Apo E3/4を持っている高齢者は、身体活動量や運動量の低さ、
  アルコール摂取、喫煙、魚摂取の低さなどが、より
  認知症の発症を強める。



認知症予防効果のデータは、まだまだ不足している。
  


Posted by まるこ♪  at 08:28Comments(0)試験勉強