2011年06月18日

学習ノート6.18

第5節 動物をもちいたかかわり

1動物介在療法[AAT]・動物介在活動[AAA]の定義
 (アニマルセラピー)

 動物介在療法(AAT)
  目標達成のために特定の基準に適合する動物を
  介在させて行う療法

  心身の健康に関する専門家によって、人間の身体
  社会性、情緒そして認知の機能、あるいはこれらを
  促進するためにデザインされ、その専門領域の範囲内で
  管理・提供される

  AATの専門領域とは
   教育、精神保健、看護、作業療法、理学療法、
   レクリエーション療法、言語病理学、薬物・化学
   物質乱用・依存治療

  特徴
   ・個々人に対する目標と目的がある
   ・プロセスが評定される

   例)身体面の、微細運動技能の改善、車椅子操作技能の
    改善、立位バランスの改善
     心理面の、集団構成員間の言語による交互作用の増進
    注意技能の増進、レジャーやレク技能の開発、自尊心の
    増進、不安の軽減、孤独感の軽減
     教育面での、語彙数の増進、長期・短期記憶における補助
    大きさ、色のような概念知識の改善
     集団活動に参加する意欲の増進、他者との交互作用の改善など


 動物介在活動(AAA)

   生活の質を高めることを目的に、専門職、専門職の助手
  ボランティアによって、基準にあった動物とともに多様な
  環境で「動機づけ」「教育」「レクリエーション」そして
  「治療的な利益」になる機会を提供する

   人と動物の出会いと歓迎

  AAAの特徴
   ・活動ごとの特殊な目標は設定されない
   ・実施内容はおおまかなもので、実施時間も適宜決定される


2 AAT,AAAの特性

 ①身近な存在を使う

 ②生きた存在である



3 AAT,AAAの歴史

 古代エジプト 猫のミイラ

 19世紀 ナイチンゲール
     「伴侶動物の利点」を提唱

 18世紀 イギリスの精神保健場の困難者の施設
     「伴侶動物の世話が患者に目標感と育成の  
     機会を与える」

      鳥、庭、小さな農園

 1962年 アメリカ、児童心理学者レビンソン
      犬が精神の不安定な子供に有意な進展をもたらす
      心理臨床の分野で公式に動物を使用した



2 AAT,AAAの効果

  限定された人間関係の中で生活する施設入所の高齢者にとって
 外部から訪れる動物と交流する機会をもつことは、閉塞感や
 ストレスを緩和することに寄与している

  ・長期の交流
  ・愛され必要とされているということを感じる感覚
  ・毎日の決まった仕事への意識化
  ・運動や移動の意欲増進

  アメリカ、スペイン、ノルウェー、スイスなどでは、
  高齢者がペットを伴っ施設入所することが法律で守られている  


Posted by まるこ♪  at 10:38Comments(0)試験勉強

2011年06月18日

兵庫県のリーフレット



兵庫県のリーフレット

「認知症でも安心して暮らせるまちへ」

http://web.pref.hyogo.jp/contents/000176793.pdf  


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