2010年11月09日

感情のコントロール

感情のコントロール

今日は、11月の認知症家族会でした。

今の私にはとても大切な日です。


前半は、ミニ講座があり、介護職の方が
仕事ではできる優しい声かけや態度が
身内にはなかなかできない。

プロですらそうなのだから、家族が
介護中にできない自分を責めないで、
というお話を伺いました。

そうですね。

私も自分の親に、果たして利用者さんの
ように接することができるかは
自信がありません。たぶんダメでしょう。


後半は、いつものように若年性認知症班に
入って、みなさんとお話。

前半の話を受け、感想など話しました。

学校の先生が、何十人もの生徒はうまく指導
できるのに、たった1、2人の自分の子供
との接し方に苦労された話がありました。

介護職にせよ先生にせよ、やはり仕事は
仕事なんだと思います。それを生業にする
から自分の感情を制御することができる。
それも他人だから。

介護者の感情のコントロールは難しいです。


最近はご主人と参加されていたFさんが
お休みでした。

一生懸命介護されていたけど、どうやら
ご主人は入院され、そのせいで少し
引き込まれている、といった話を伺いました。

単にお休みであるならいいのですが、
自分が介護しきれず、入院させたことで
自分を責めてやしないか、と少し心配です。

私にはFさんに連絡する手立てがなく、
次に無事お会いできることを祈るばかりです。




Posted by まるこ♪  at 21:28 │Comments(2)

この記事へのコメント
確かに、仕事と家族は、違うかも・・・です。

 この違いは、なんなんでしょうか?
Posted by たんぽっぽたんぽっぽ at 2010年11月10日 07:25
たんぽっぽさん

コメントありがとうございます。

この日記を書いてからも感情のコントロールについて
ぼんやり考えています。

やはり「公」と「私」の違いは大きいと思います。
家族の場合「こうあってほしい」「こうあるべき」という
期待が特に大きいので、それに反することで怒りが出てくる
のではないでしょうか。

認知症の方を介護するご家族の場合は、特に昔の姿を知っている
ので、別の人間のようになってしまうことが受け入れられない。
その複雑な感情が、怒りになってしまうことがあると思います。

またご本人も、たとえ認知症であっても家族に対する態度と
職員に対する態度は明らかに公私を分けています。
施設では、よそ行きの姿ですから摩擦も少ないのかもしれません。

客観的になれるかどうかですが、客観的になりすぎても
少しさびしい気がします。喜怒哀楽をともにできる家族で
いいんじゃないかなとも思います。
Posted by まるこ♪まるこ♪ at 2010年11月11日 09:02
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