2011年06月13日

学習ノート6.13

第3節 音と音楽を用いたかかわり

1 アクティビティとしての音と音楽の適用

 音や音楽を聴覚・視覚・触角刺激として受けることは、
 似た体験をしたときに当時の感情が再現することに
 つながり、涙があふれたり、自然に体が動いたり、
 声が漏れたり、個々の表現を呼び起こす。


かかわりとしての音と音楽

①コミュニケーションとしての音と音楽

 ノンバーバルコミュニケーションとして、
 音楽が安心感や自己肯定感をもたらず

 聞こえてくる音楽で身体が動きだし、
 知らない人と共有体験としてのコミュニ
 ケーションが生まれる


②音やリズム
 
・周波数・・・低周波は身体を弛緩させ、痛みの軽減が可能
     高周波は脳内物質の分泌を促進する

・テンポ・・・心に影響。歌うことは呼吸や口腔機能をコント
     ロールする。
      精神状態と心地よく感じるテンポがある

・リズム(律動)・・・
     人は死を迎えるまでリズム感は失わない
      呼吸や鼓動のような生体のリズム、
      歩く、食べるなど行動するときのリズム
      時間、昼夜、潮の満ち引きなどのリズム
      インナーチャイルド体験


③認知症の特徴と音楽の効用

 ・相互に共感的感情のもと、慣れ親しんだ活動の再体験
 ・リラクセーションを生み、癒しによる良質の休息
 ・対象者自身の主体的(納得された)取り組みと対処
 ・音や音楽を用いる場を提供する者と利用する者との協力関係

 認知症初期
  予防やリハビリ、トレーニングとして、歌唱や演奏など
  能動的な音楽活動が心身の機能を維持するために有効
  楽しく満足感がもて、QOLの向上に結び付く

 進行後
  音楽の再生体験は「今」となじみがあり、安全な環境として
  感覚的な反応を引き出すことができる

 音楽療法は、BPSDを軽減する


④音と音楽を用いたかかわりの目的と構造

 音楽的構造:選曲、音の種類、楽器の種類、活動の種類

 物理的構造:環境整備と場の設営、頻度、期間、時間

 心理的構造:人と人数、役割、介入の方法と度合い

 
  留意点
  ・同一の対象者に対して、継続するプランで計画的に行う
  ・美しい芸術体験や楽しい音楽活動を行う
  ・関わり方の見直しを対象者主体として繰り返す
  ・利用者の表現は、音と音楽から発信されているところに
   注目する。



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Posted by まるこ♪  at 08:20 │Comments(0)試験勉強

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