2011年06月06日

学習ノート6.5

(2)回想法の具体的な手順と実際

①事前面接とニーズアセスメント

 目的:
  参加者一人一人の略歴や気持ちを理解する
  メンバーとの信頼関係を作る
  参加メンバーの役割や行動を予測する

②リーダーとコ・リーダー

 リーダー
  セッションで何をテーマとし、どのように会話を
  進め、何を達成sるうか準備段階で考え、イメージを
  作って取り組む

 コ・リーダー
  職員同士で協力し、グループの展開を図っていく
  メンバーの中に、全体の会話や特定の人の会話を
  結び付けたり、話を展開させる役割ができ、リーダーと
  メンバーの間の足りない部分を越えるための役割を
  果たしてくれる


③時間・頻度の枠組み
 
  1回のセッションは、参加メンバーの関心度や集中力の
  高さなどが関わる

  1回のセッションは基本的に1時間
  誘導・お茶の時間を含めて1時間半~2時間

  セッションの回数は、5~8回(10回以下)


④場の設定

 広い部屋の片隅で行うよりも、周囲から独立したスペースで
 緩やかな時の流れる空間を設定する。

 花を活けたりして落ち着いた部屋の雰囲気を出す工夫をする


 和室か洋室か、テーブルの有無、席順など、参加者の
 コミュニケーション能力・傾向や既存のサブグループ関係を
 予測しんがら会話が進む様子をイメージして決めることが
 必要


⑤参加開始のために

 案内は、口頭で伝えるだけではなく招待状を作り、心を込めて
 渡す。


⑥回想の共有

 個々のメンバーの回想、その時の思い、また次に浮かぶ
 別の回想など 一人一人の内部で起きる回想が出発点
 

⑦グループ形成期の課題

 セッション初期のグループ形成期はとても大切

 a一人一人のメンバーが示す不安の表現やその変化を
  見逃さないようにし、メンバーの不安軽減を図る

 bゆっくりとした口調、大きな声、はっきりした視線
  名前の繰り返しによる強調を通し、絶えず分散して
  グループの関心を集め、凝縮性を高める

 cメンバーの限られた言語表現や態度で示す非言語的
  表現に対して、補足や言い換えをしてフィードバックを
  ごく自然に行う

 dグループが明るく、おだやかで、楽しい雰囲気になる
  ように図る

 eすべてのグループの存在が尊敬され、一人一人の個性が
  大切にされるというグループ文化の形成を心がける

 f発言の難しいメンバーに対して、その人に代わって
  その人らしさを他のメンバーやグループ全体に伝える

  


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Posted by まるこ♪  at 10:34 │Comments(0)試験勉強

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