2011年06月11日

ピック病



今日は「認知症ゼミナール」がありました。

家族の認知症を早期発見した方が参加されていることから
メインテーマは、家族を介護することになったときの
心得的な話で、介護はある日突然やってきて、その後は
「待ったなし!」であるということを理解し、
それに対する備えを家族で考えておきましょうと
いう話でした。

そして、少し触れたのが「ピック病」

認知症を学んでいたら当然名前は出てくるのだけど、
私自身はまだピック病の方と出会ったことはありません。

ピック病は、理性のコントロールが難しくなり、
反社会的行動をすると聞いたことがあるし、テレビでも
施設の利用者さんの頭をポンポン叩きながら歩いている
ピック病のお婆さんの姿を見たことがあります。

その程度の知識なので、改めてピック病について
学びたいと思います。



これは脳の水平断面。写真上が顔の前、写真下が後頭部です。

左の写真が古くて、右の写真が新しい。

そして、脳の前側の黒い部分が広くなっている。
つまり脳(白い部分)の前側が委縮しています。

感情を抑制したり、理性を保つ前頭葉がだんだんと
小さくなってしまうと、そういう部分が障害され
ちょっと変な行動になって表れる。


上の写真は、ドクターコウノの認知症ブログから
お借りしています。

http://dr-kono.blogzine.jp/ninchi/2007/10/post_bc83.html

ピック病の特徴と治療について

万引き・甘いもの好きがピック病の決め手とあります。

そして、アリセプト5mg は NG!

ピック病は、表現は失礼ですが、カンボジアの地雷のようなもの。
認知症の患者の中に潜んでいて、アリセプト5mgを出すと
大爆発します。医師はそれを忘れないでほしいです。


             byドクターコウノ


ピック病と診断された場合、ご家族もアリセプトの量が
間違いなく処方されているかどうか、注意してください。

もう一つ参考サイト
http://www.ninchisho.jp/kind/04.html  


Posted by まるこ♪  at 14:31Comments(0)症状

2011年04月22日

幻視



良子さん(仮名)は、去年からの利用者さん。

80歳を過ぎてもなお美しく、若いころはどれほど
綺麗だったのだろうと想像する。

目は少し不自由のようだけれど、耳はよく聞こえて
おしゃべりも好きだ。入浴中はお風呂に2人だけに
なるので、良子さんがしたい話に合わせて会話を
していると、言葉づかいがきれいだとよく
褒めてくれる。(私は関東の人間なので、土地の言葉が
話せないだけなのだけど・・・)


今年になって(と思うが)、良子さんは、家に夜になると
入ってくる人がいて、その人は黙ってこちらを見ているとか、
昼間はじっとしているのだけど、夜になると物を盗んで
いくのだと話をするようになった。

「それは大変ですね~」と適当に話を合わせているのだけど、
昨日は、施設にもその人がいると言い出した。


ベッドで昼寝をしていたのだけど、がばっと起きて、
私を見て何かを訴えていた。

そばに行ってみると「あの人」がいるという。

もちろん否定はせずに、話を合わせる。

「何かしていますか?」

「今はまだ昼だから見ているだけ。夜になると
ごそごそと動きだすの」

「そう、今は安心ですね。じゃ、今のうちに
トイレに行っておきましょうか」


そう言って、トイレを済ませ、水分補給をし、
良子さんはまた眠りについた。

そして、しばらくして目覚めると、今度は私を
親戚の誰かと勘違いをして、親しみのある言葉で
話をされていた。

「こんなところで花子ちゃんに会うとはね~

 そう言えば、この前、太郎さんにあったのよ」


「太郎さんはお元気でしたか?」

「元気、元気。こんなことアンタにしか話せないけど・・・」

と「花子」さんになった私に、ご自分の悩みなどを
話してくれた。


これまでも、話のつじつまの合わないことはあったが、
私を誰かと間違えるのは初めてだった。


トイレにも行った。水分補給もした。

だからそれは原因ではないと思う。

認知症が進行しているせいだろうか。これからも
時々そんなことが起きるのだろうか。


良子さんは、その日微熱があって、入浴が中止になった。

もしかしたら熱のせい?

熱は何が原因?



家にお帰りになる時間には平熱に戻っていたのだけど、
良子さんの様子を見ながら、幻視の理由を探ってみる。

薬の量が変わったり、管理がきちんとされていないことは
ないだろうか。

改めて最近の良子さんの記録を振り返ることも必要だ。

まだはっきりした原因はつかめないけれど、これから
注意して観察していこうと思う。





  


Posted by まるこ♪  at 17:37Comments(0)症状

2011年01月08日

今日の成美さん



年が明けて、今日は久しぶりに成美さん(仮名)と
あった。

私が出勤すると、成美さんは玄関横にある
台所でお皿洗いを手伝っていた。

落ち着かなかったのかな?と思う。

とっさに「成美さん、ありがとう」じゃなく、
成美さんのお宅に遊びにきたように
「お邪魔します」と挨拶をしてみた。

成美さんからは「いらっしゃい」という返事。


その後、成美さんは他の利用者さんと一緒に
干支のぬりえをされた。

ぬりえには「様」と名前が記入できるように
なっているので、成美さんに名前を書くよう
促してみた。

書かない。

もう一度、言ってみる。

そうしたら「あんた、書いて」と言われ、
名前をどう書くか思い出せないのかな?と
推測し、メモ用紙に成美さんのフルネームを
書いた。

そうや、そうや。


思い出したのか、それとも私が書いたものに
ついて正しいと言っているのかは分からない。

結局、成美さんは自分では名前を書かなかった。


3時。おやつの時間。

今日は私は成美さんを中心に関わっていた。

気配りをよくされる成美さんは、私に「あんたも
食べて」と自分のおやつを半分分けてくれた。

見ると、コーヒーの中にようかんが半分浮いていた。

ようかんを認識していない。


とりあえず、成美さんの見えないところで
ようかんを取り出し、コーヒーを戻すと
残りのようかんもコーヒーに入れようとされた。

「成美さん、それは直接食べたほうが美味しいですよ」

「そうか?」そう言って、成美さんはようかんを
召し上がった。


送りの車に乗る時、成美さんは「うちにいる」と
言って乗車拒否をされた。

今日は、施設はご自宅だったのだと理解した。


3分ぐらい車のドアを開けたまま、車に乗るよう
職員が説得を続け、ようやく乗っていただけた。


成美さんはこれまでも認知症の症状が見られたけど、
今日ほどは顕著ではなかった。

しばらく成美さんから目が離せない。

  


Posted by まるこ♪  at 18:28Comments(0)症状

2011年01月02日

理由を考える



新しい年が始まりました。

私がなかなか実家(横浜)に行けないので、
この年末年始は両親がうちにやって
きています。

母親は、80を過ぎていますが元気です。

娘を手伝おうと、勝手の違う台所を
うろうろして、私に叱られます。


母の行動を見ながら、先日の成美さんの
ことを思い出しました。


成美さんの帰宅願望が現われたのは、
もち花を作ってから。

そう。

働き者で、家の商売を切り盛りしていた
成美さんは「お正月」の準備をしなければ
と思ったのではないか。

自覚はないかもしれません。


だけど、もち花を作りながら、あ~、
買い物に行かなきゃ、掃除をしなきゃ
お節料理を作らなきゃ、そういう
「慌ただしい感覚」が蘇り、一刻も早く
家に帰らないと、という気持ちになった
のではないか。


そんなことを、母を見て思いました。  


Posted by まるこ♪  at 12:30Comments(2)症状

2010年12月10日

最近のニュースは何ですか?



今年の漢字が発表になりました。

 

だそうです。

年末になると今年の重大ニュースが
話題になりますね。

さっき「きょうの健康」(再放送)が認知症
だったので見ていますと、「MCI」の
説明をお医者様がされていました。

MCIとは、Mild Cognitive Impairmentの略、
軽度認知障害のことで、健康な状態と
認知症発症の中間レベルの症状で、
「最近のニュースは何ですか?」という
質問の答えでそのレベルを知ることが
できるそうです。

答えたニュースが、1年以内の時事的なこと、
個人の出来ごとなどであれば「健康」

2年以上前のことだったり、上手く思い
出せなかったりしたらMCIの可能性があります。


MCIの場合、認知機能や日常生活は維持でき、
自分の物忘れについても自覚しているので、
認知症ではないのですが、早期発見により
認知症に移行することを予防することができ
ます。  


Posted by まるこ♪  at 14:16Comments(0)症状

2010年08月13日

アリセプト中止と食欲低下



火曜日は、認知症家族の会でした。

お盆前のせいか、いつもより少し参加者が
少なかったように感じますが、でもいつも
お会いする方々が参加されると、どこか
ほっとします。

若年性認知症の班で出された、あるご家族の
相談。

アリセプトを中止してひと月ほどになるが、
食欲が落ち、食事介助が必要になった。
うまく食べさせる方法はないだろうか。


私の短い介護経験ではそのような場面に遭遇
したことはありません。

また認知症ケア専門士の勉強でも、アリセプトは
服用すると頭痛や食欲不振など副作用があると
学びましたが、中止したときの様子はわかりません。

そこでインターネットで上の質問を介護仲間に
質問してみました。


すると、

●アリセプトは中止してはいけないのでは?

●中止の理由は?

●おやつが食べられるなら、箸が使えないだけでは?
 アリセプトの再開でまた食べるようになるかも

●夏に食欲が落ちる方には、液体やゼリー状の
 栄養補助食品を使っている。
(カロリーメイト、エンシュアリキッド、ラコール
 メイバランスブリックゼリーなど)

というお返事をいただきました。

ほかに以下のサイトを紹介して下さった方もいます。

http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~rounen/yamada/topic/2009_12_27_hp/index_01.htm


もしこのブログを読んで、さらにアドバイスなど
あるようでしたら、コメントの書き込みをお願いします。  


Posted by まるこ♪  at 07:51Comments(0)症状

2010年05月06日

母の日の前に



GWが終わり、今度の日曜日は「母の日」です。


昨日、出勤すると、認知症のある利用者さんから
声をかけられました。


すいませんがね、今、家に80にもなる母親を
一人で残してきてしまって、ちょっと心配だから
もう帰してもらわれへんやろか。


大正生まれのその方のお母さんが80代であるわけが
ないのですが、年老いた母親への感情が湧きおこって
いるようです。


母の日が近いせいかどうかは分かりませんが、
その日、その方は数分おきに、お母さんを心配し、
帰りたいとおっしゃいます。

「親孝行ですね」と感心すると、照れくさそうに
笑われます。


「車が来たら、お家まで送ります」と伝えると
その時は安心されるのですが、しばらくすると
またお母さんの話をされ、自分が帰らなければ
いけないと訴えられます。


そういえば、他の方も、家出をして両親が怒って
いるかもしれない。どうしよう。と心配していた
ことがありました。 

「今、電話で聞いてみましたけど、お父さんも
お母さんも怒っていませんでしたよ」と伝えると、
本当に安心されていました。


施設内での居心地の悪さ、不安が「帰りたい」という
発言につながるのでしょうが、私にはまだ、その方たちの
問題を解決する糸口が見つかりません。


お母さんの思い出話を伺ってみようか・・・

それとも気分転換に何か用事を頼んでみようか・・・

もしかしたら疲れてしまって家にいるときのように
ごろりと横になりたいのかしら・・・


普段の生活スタイルなど情報収集が必要ですね。  


Posted by まるこ♪  at 08:37Comments(0)症状

2010年05月01日

方向音痴



4月最後の日、市の社会福祉協議会に用事が
あって、行ってきました。

私は車に乗らないので(もともとペーパードライバー
ですが、歩くことの重要性を感じて極力歩いています)
20分ぐらいかけて目的地へ。

帰り道、普段通ったことのない路地に入ってみました。

「すべての道はローマに通ず」と気楽な気分で、
私はよく勘を頼りに歩くことがあります。



今、デイサービスに来られているA子さん。

もう施設を利用し始めて何ヶ月も経ちますが、
トイレに行く時、「今日、初めてだから
場所が分からないわ」「私、方向音痴だから」
と職員にトイレまで案内してもらいます。

「方向音痴だから」

もともとそうだったかもしれないけれど、
もしかしたらある時、道に迷うようになり、
「方向音痴だから」と自分を納得させようと
してきたのかもしれません。

けれども、頭がおかしくなってしまったのでは?
と思い悩むよりも、前向きな考え方のように
感じます。


A子さんは何でも一生懸命です。

ぬり絵を提供すると仕上がるまで集中して
色をぬっていますし、3時のおやつの
時間には、他の利用者さんに細かな気配りを
してくださいます。

レクレーションの時間にするラジオ体操も
私の動きをしっかり見てマネされます。


そんな一生懸命で前向きなA子さんの認知度を
下げないためにどんなケアが必要かを考えて
いきたいと思います。

  


Posted by まるこ♪  at 01:51Comments(0)症状

2010年04月15日

認知症の自傷行為



デイサービスに認知症を患う男性が
来られるようになりました。

まだ施設で居心地が悪いのか、毎回
「そろそろ家に帰ります」とおっしゃいます。

お話が好きで、特に戦争の思い出や
ご家族の話をされ(同じことの繰り返しですが)
他の利用者は、まだ認知症であることに
気づいていないかもしれません。

普段、お一人で椅子に座っていることが
多いのですが、昨日は、たぶん職員が手薄に
なったせいか、他の、それも人に物をいい
聞かせるタイプの利用者さんに隣に座って
いただいていました。

職員が目を離したとき、二人にどんな会話が
あったか分かりませんが、認知症の方が
突然怒り出し、慌てて職員が入っても
興奮するばかりでした。

しまいには、自分の頭を叩き始めてしまいました。

「自傷行為」です。

私は、自閉症児がパニックになって、自分の頭を
叩くのを見たことがありますが、認知症の方が
そうした行為をするのは初めて目撃しました。

自閉症の自傷行為を調べると、

ストレスなどから自傷行為が出る事が多く、
認知に問題が有り常に不安を抱える自閉症児に
自傷が出やすい面は有ります。

特にパニックとして強い癇癪を起こしている時に
出やすい場合があります。


ということです。


その男性が頭を叩く行為は、どうでしょう。

自分の願望が叶えられず、苛立った気持ち。

物や他人に当たれないから自分を叩く。


とにかく、これも周辺症状で、ご本人の
感情表現です。

施設の対応は、興奮がおさまらないため、
外に車で連れ出しました。

しばらくして施設に戻ってきたけれど、
結局、玄関先でああだ、こうだと話をされ、
そのまま家に送り届けたようです。


興奮のスイッチを直接押してしまったのは
たぶん隣に座った利用者さんだと思いますが、
そこに配置したのは職員であり、二人だけに
してしまったこともよくなかったのではないか、
と思っています。

今後、その方に自傷行為が現われるのか、
どんな状況下で現われるのかなど、
観察を続けていこうと思います。  


Posted by まるこ♪  at 08:42Comments(0)症状

2010年02月24日

帰宅願望



デイサービスに新しい利用者さんが
来られました。

おしゃべりが好きでとても陽気な方です。

普通に話をしているだけでは認知症と
いうことに気づかないかもしれません。

ご自分が気の済むまで、もしかしたら
社交のつもりで、私たちに失礼のないよう
にと気を使われて、とりあえず何分か
話をしたあと「ではそろそろ私は失礼します」
と帰ろうとされます。

これが道端で行われていたら本当に
認知症を患っているか分かりませんね。

でも送迎付きのデイサービスに来ていて、
自分で帰るということはほとんどないので、
そこで自分の置かれている状況を覚えて
いないのだということが分かります。

いろいろ理由をつけて留まっていただく
のですが、しばらくするとその説明を
忘れてまた「では私は失礼します」と
おっしゃいます。

まだ施設に来たばかりで、落ち着かない
のかもしれません。居心地が悪いと
感じる何かがあって、それを解消しようと
帰ろうとする。

私たち職員もまだ手探り状態です。

不安の原因がどこにあるのか。
どうしたら不安を解消できるのか。

すべては観察から始まります。



  


Posted by まるこ♪  at 23:09Comments(0)症状

2010年01月29日

要注意!季節の変わり目



もうすぐ節分。春です。

2月ぐらいになると気分が高揚する
人を時々見かけます。

認知症の方も何かを感じておられるのか、
そわそわ落ち着きがなくなることが
あります。


デイサービスに来られる方が、晩に
徘徊をして、どこかで保護された
という話を聞きました。

本人は何事もなかったかのように
施設に来ていましたが、やはりいつも
より落ち着きがありません。

「もう行かなくては」と帰ろうと
されるので、あれこれ理由をつけ
留まるよう職員に説得されています。

ご本人としては「何か変な気分」なの
でしょう。

トイレかな? そう思ってトイレに
誘ってみました。

「もう帰るんですよね。そんなら帰る前に
トイレ行っておきましょうか」

帰ることを前提に話をすると拒否もなく
トイレに行ってくれます。


用を済ませて戻ってくると何事もなかった
ように落ち着かれました。

その日は、何度か様子がおかしいことが
ありましたけど、すべてトイレで解決。


季節の変わり目は、いつもと違う行動が
見られるかもしれませんので、介護者側も
その心構えが必要だと思います。
  


Posted by まるこ♪  at 10:58Comments(0)症状

2010年01月28日

ワープ



デイサービスに認知症を患っている
義和さん(仮名)という方がおられます。

たぶん自分のいる場所も世話をする
スタッフのことも全く分かっていないと
思うのですが、デイサービスに来られると
本をじーっと見ていたり(文章を読んでは
いないように思います)施設内を見まわ
したりして1日過ごしています。

季節の変わり目じゃないかと思いますが、
時々、今この瞬間から離れ、どこか違う
時代にいらっしゃることがあります。


義和「こんなことしちゃいられない」
  (突然、そう言って立ち上がる)

私 「何かあったんですか?」

義和「わしは、家に帰らないといけないんじゃ」

私 「はー。お家はどちら?」

義和「大阪なんじゃが、わしは家を出てきて
  しまったから、親か怒っているかもしれない。
   困ったなぁ」

私 「それは大変。私、電話で聞いてみましょうか」

義和「電話? あんたが聞いてくれるのか?」

私 「はい」

義和「それはありがたい」

私 「じゃ、ちょっとここに座って待ってて
   くださいね」
  (席をはずして、また戻ってくる)

私 「今、電話しましたが、お母さん怒って
   いなかったですよ」


義和「怒っていなかったか」

私 「義和さん、私があとで駅まで送りますから
   もう少しここで待っててもらえますか」

義和「あんたが送ってくれる? 
   いやー、ありがと、ありがと」


その後、義和さんは帰る時間まで落ち着いて
過ごしていました。



嘘をついて感謝されるという罪悪感はありますが、
時々、いっしょに時間旅行を楽しんでいます。

義和さんが言っていることは過去に本当にあった
ことなのかどうなのかは知る由もありませんが、
とにかくご本人の不安感がそういう「ストーリー」
となって現われるのでしょう。

「もうご両親は亡くなられましたよ」とか
「何言ってるんですか!」「まだ帰る時間じゃ
ないですよ」などと否定したり、叱責したりすると
不安感や混乱がさらに増すので、とりあえず相手に
合わせることがケアのコツだと思います。  


Posted by まるこ♪  at 07:22Comments(0)症状