2011年10月29日

すべての人に食べる喜びを


「新しい介護学 生活づくりの食事ケア」(雲母書房刊,2008)


木曜日、ETV(NHK教育)の福祉ネットワークで、
摂食指導をしている中島知夏子さんのことを知った。

私が見たのは番組の後半。

重度の身体障がいがあり、言葉も発せられない
女の子が、最近、食事をせずイライラしていると
いうことで、母親が困惑。

かつてその女の子に食事の楽しみを教えた中島さんが
その子のいる施設を訪ねると、提供された食事に
問題があることが分かった。

おかずを細長く切って、とろみのあるあんをかける。

それだけで女の子は嬉しそうに食事をし始めた。


まるで魔法を見ているようでした。

介護者は「最近、食欲がないようです」と食が進まない
理由を「本人」のせいにしている。

「まずい」とか「こう調理しろ」と訴えてくれればいいが、
訴えられない人は、「食べない」という方法で訴えるしか
ないのです。


また「食」の奥深さを感じた一件でした。


人が、最期まで口から食べるということをもっと
学びたいと思いました。

そして手にしたのが、上の本。

 
中島さんの哲学に触れることができるのでは?と
期待しています。  


Posted by まるこ♪  at 18:40Comments(0)参考文献

2011年10月27日

めざせ合格! 第1回勉強会



25日に第1回目の介護福祉士試験の勉強会を
しました。

神戸新聞のK記者にお願いして、「お知らせ」を
掲載したところ4名の申し込みがあったようですが、
当日来られたのは3名。

そしてインドネシアの子たち3名です。


病院勤務の方、グループホームの方、デイサービスの方と
職場もバラバラですが、介護職をされ、介護福祉士に
なりたい!という共通の目標を持っている6名の
真剣さがヒシヒシと伝わってくる勉強会で、私も力が
入ってしまいました(笑)


初回なので、私は日本介護福祉士会の倫理綱領を
準備しました。

介護福祉士の資格があればいいという、「でもしか」の
介護福祉士もいると思いますが、私は国家資格を持つ者は
倫理綱領を心得としておくべきだと思っています。

特に「地域福祉の推進」「後継者の育成」の部分。

資格を取得した暁には、どうかプロとして向上心を
失わず、また地域福祉に貢献し、後輩たちを育てて
ほしい。

そう願っています。

私が、受験勉強を支援しようと思ったのも、この2つが
ベースにあるのです。



市販の問題集や過去問を使って、ただ問題を解くだけ
ですが、一人で勉強するよりも緊張感や集中力があり、
身に付くこともあると思います。

初回は、インドネシア人の子たちの実力に日本の
みなさん、驚かれた様子(笑)


次回は11月8日です。


一緒に勉強したい方、ぜひご連絡ください。


申し込み ガレリア 0791-63-3555
  


Posted by まるこ♪  at 18:23Comments(0)自主勉強会

2011年10月14日

介護のちから


 
 森繁樹著 中央法規



以前、インターネットの仲間が大絶賛したので、
龍野図書館にリクエストを出し、購入してもらいました。

リクエストの特権は、一番に借りられること。
今、読んでいる途中です。

介護の精神というか、哲学というか、私たち介護職が、
介護の仕事をする上での心構えのようなことが、
分かりやすく書かれています。

読みながら、線を引いておきたい箇所がいっぱいあります。

でも、図書館の本だからできない。

なので私は購入を決意しました。


一部紹介します。

介護専門職の役割とは、利用者その人の食事や排泄、
入浴といった身体的な介護行為を含めて、その利用者が
意欲的に生きられるよう、その生活を支えていくことに
あります。 

(中略)

ただ利用者ができないところを補うことを「介護」というので
あれば、少しでも教えられれば誰にでもできることかも
しれません。しかし、介護を通して利用者その人の意欲と
可能性を伸ばし、利用者その人の生活の質を向上させ、
そして生きる意欲を高めていくことは、専門的な学習を経て、
経験を十分に積んだ専門職にしかできないことなのです。
(p8~9)



 「介護」が意味するところが、単に身体機能の衰えや
不自由さを他者が手を添えて補う程度のものであったなら、
その「根拠」や「エビデンス」なるものをもっと明確に提示して
いくことが可能かもしれません。しかし、介護サービスが
専門的な立場から支援すべき対象は、単に身体機能に関する
ものだけでなく、そこから生じる「生活障害」や「生活課題」、
さらには「要介護状態」や「老い」のなかで生じる「心のあり様」と
いった利用者その人の全体性を見据えた、いわば「哲学的」意味を
含むものです。(p68)


  


Posted by まるこ♪  at 20:42Comments(0)参考文献

2011年10月11日

初心



私が認知症ケアについて知りたいと思ったきっかけは、
義和さん(偽名)との出会いでした。

まだ介護職になって2年ぐらいたったころだと思います、
職場には、おそらく軽度の認知症のある方はいたと
思うのですが、BPSDが顕著に現れる方はいなかった。

義和さんが、私にとっては初めて認知症の症状を
見せてくれた方でした。


午後になるとそわそわし始め、家に帰ると言い、
色々な理由をつけては、施設にとどまる説得をしました。

あるときは、義和さんは20代ぐらいの青年で、自分は
家出をしていて親が怒っているかもしれないと相談
されることもありました。

私は、義和さんのお母さんに確認し(もちろん嘘です)
「お母さんは怒っていませんでしたよ」と伝え、
義和さんのほっとした表情をみることもありました。


義和さんは穏やかで、またユーモアのある方でした。

誰かの前を通りすぎるときは「ちょっとすいませんよ」と
挨拶をして通り、ゲームをして失敗すると「ペケポン!」
と皆を笑わせていました。

私は、義和さんが大好きで、義和さんの病のことを
もっと知りたい、いい介護がしたいと思うようになりました。

このブログの初めのほうでも、義和さんのことが書いてあります。

 http://nintomo.tenkomori.tv/e146383.html

 http://nintomo.tenkomori.tv/e152020.html



前置きが長くなりました。

義和さんは、その後、私の施設から近所の特養に移られ、
私がお世話することはなくなったのですが、
昨日、その義和さんがいる特養に行く用があり、偶然、
義和さんをお見かけしました。

職員さんの許可を得て、挨拶に行きました。


「義和さん、こんにちは」

「はい、こんにちは」

「私、以前、義和さんにお世話になっていた者です。
お元気そうですね」

「ええ、まあ、ぼちぼち」

「これから寒くなりますけど、身体に気をつけて
くださね」

「ありがと、ありがと。えへへ・・・」

「じゃ、握手をしましょう」


そう言って、握手をして別れました。

義和さんは、少し痩せていたけれど、はっきりした
口調でお話され、握手もとても力強く、嬉しかった。


義和さんの再会し、また初心を忘れずにいたいと
思いました。

今日は、加古川の家族会の日。
  


Posted by まるこ♪  at 08:20Comments(0)出来事

2011年10月08日

今日は認知症ゼミナール!



もっと早く告知すべきでした(反省)

本日、10時から認知症の本の読書会をいたします。


先日行った「認知症ケア学会」の冊子などを
持っていきます。

お時間のある方はいらしてください!  


Posted by まるこ♪  at 06:58Comments(0)自主勉強会

2011年10月05日

介護福祉士試験に向けた勉強会



私は2009年2月から、インドネシアから来日し
たつの市の施設で仕事をしながら、介護福祉士を
目指している青年の、日本語と国家試験対策の
授業を受け持っています。

インドネシアの看護師は誕生していますが、介護士は
3年就労しなければならないため、彼らがEPAでは
最初の受験生となります。


本当に彼らには合格してほしいと思うのですが、
同時に、日本人の受験生もがんばってほしい、特に
現場で仕事をしながら受験勉強をしている人を
応援したいと思っています。

そこで、受験までの何回か、たつの市近郊で
介護福祉士を目指している人たちが集って、一緒に
勉強する会を企画してみました。


私が準備した過去問や問題集の問題を何問か解いて
答え合わせをし、ポイントを一緒に覚えるという
内容です。

独学でばっちり!という人には向きませんが、
疲れているとつい怠けてしまったり、集中力が
途絶えたりしてしまう、何をどう勉強したらいいか
分からないなんていう人には、誰かといっしょに
勉強するのがいいと思います。


試験日まであとわずかです。

いっしょに合格をめざしましょう!



10月25日~1月24日の毎月第2.第4火曜日
(12月27日を除く 全6回)

夕方6時半~8時半ごろ(来られる時間に)


参加費 1回500円(プリント代、飲み物代)


会場・申し込み ガレリア 0791-63-3555


世話人 まるこ
     介護福祉士・認知症ケア専門士
     
  


Posted by まるこ♪  at 07:51Comments(5)自主勉強会

2011年10月04日

コラム「母を撮る」



現在、ドキュメンタリー「此岸、彼岸」を撮影中の
関口祐加監督のコラムが始まります!

http://www.mainichi.co.jp/ninchishou/column/001.html


「此岸、彼岸」は、アルツハイマー型認知症を発症した
ご自身の母親を被写体として、日々の暮らしを
撮影しているもの。

時々、YouTubeに撮影した映像がアップされていて、
お母さんの言動から、認知症の方の喜怒哀楽を
垣間見ることができます。





映画は、そろそろまとめの段階なようで(その情報も
監督のTwitterから知ることができます)完成が
楽しみです。




  


Posted by まるこ♪  at 06:52Comments(2)紹介