2011年10月14日
介護のちから

森繁樹著 中央法規
以前、インターネットの仲間が大絶賛したので、
龍野図書館にリクエストを出し、購入してもらいました。
リクエストの特権は、一番に借りられること。
今、読んでいる途中です。
介護の精神というか、哲学というか、私たち介護職が、
介護の仕事をする上での心構えのようなことが、
分かりやすく書かれています。
読みながら、線を引いておきたい箇所がいっぱいあります。
でも、図書館の本だからできない。
なので私は購入を決意しました。
一部紹介します。
介護専門職の役割とは、利用者その人の食事や排泄、
入浴といった身体的な介護行為を含めて、その利用者が
意欲的に生きられるよう、その生活を支えていくことに
あります。
(中略)
ただ利用者ができないところを補うことを「介護」というので
あれば、少しでも教えられれば誰にでもできることかも
しれません。しかし、介護を通して利用者その人の意欲と
可能性を伸ばし、利用者その人の生活の質を向上させ、
そして生きる意欲を高めていくことは、専門的な学習を経て、
経験を十分に積んだ専門職にしかできないことなのです。
(p8~9)
「介護」が意味するところが、単に身体機能の衰えや
不自由さを他者が手を添えて補う程度のものであったなら、
その「根拠」や「エビデンス」なるものをもっと明確に提示して
いくことが可能かもしれません。しかし、介護サービスが
専門的な立場から支援すべき対象は、単に身体機能に関する
ものだけでなく、そこから生じる「生活障害」や「生活課題」、
さらには「要介護状態」や「老い」のなかで生じる「心のあり様」と
いった利用者その人の全体性を見据えた、いわば「哲学的」意味を
含むものです。(p68)
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