2011年06月16日

学習ノート6.16

第4節 植物を用いたかかわり

1園芸療法

◆定義

  園芸療法とは、植物や植物を育てることを中心に、植物や
 植物が育つ環境、植物に関連する諸活動を通して、身体や
 精神機能の維持・回復、生活の質の向上をはかること


◆園芸療法の特性

  自然の中に身を置く→安心感、緊張緩和、疲労の軽減をもたらす

  園芸の活動は、植物という静かな命と向き合うのが特性

  委ねる、育てる、過ごす、感じる、彩る、使うという営みを
  当事者に合わせて上手に利用することで、効果が期待される


◆歴史

  古代エジプト:園芸、農耕は「治療」

  作業療法として
   1973年 アメリカ園芸療法協会 設立
   1978年 イギリス園芸療法協会 設立
   
   1990年代~ 日本でも普及
   2008年 日本園芸療法学会 設立


2園芸療法の効果

①委ねる
  植物のある環境に身を委ねることで、心がやすらぎ
  不安や不穏な状況が軽減される

  季節の植物を見に外出する


②育てる
  適度な全身運動→基本的運動能力の維持・改善、食欲増進
          快眠導入など生活のリズムを整える

  世話をする立場になることが有用感、自尊心・自信の回復
  居場所の獲得
  コミュニケーション → 回想法へ


③過ごす
  植物の生長を期待し、将来の楽しみを感じ、植物と過ごす
  自然にあわせた時の流れを感じる

  →季節や時間の感覚を回復させる


④感じる
  植物の色、香り、形、肌触り、味わい、風の音や
  植物が風にゆれる音、訪れる昆虫、鳥のさえずりなど
  五感を刺激し、閉ざされた感覚を静かに呼び覚ます


⑤採る
  収穫の喜び、達成感、充足感、有用感をもたらず


⑥使う
  収穫した野菜や果物を食べる楽しみ
  収穫したものを調理することは人間の生理的欲求を満たす




3園芸療法の進め方

手順
 ①季節感を大切にする導入

 ②計画に関わってもらう

 ③準備も一緒に

 ④補完プログラム

 ⑤ほかの活動との併用


留意点
 ・危険回避
 ・植物選び
 ・道具の工夫
 ・場所と設備



2フラワーアレンジメント

◆定義
  花の形や色を活かして、花がより美しく見えるように配置すること

◆特性
  生の花を使うこと
  フラワーアレンジメントは、視覚、嗅覚、触角、手、脳を
  フルに使うアクティビティ

◆効果
  ストレスの度合いを示すコルチゾール値(唾液の検査)では
  作業後にストレスが緩和された

  作業中に笑顔が増え、自尊心が高まり、自信を持てるようになる


◆手順例
  ①講師挨拶
  ②完成品の提示と花材・材料の説明
  ③はさみの使い方の説明と練習
  ④茎を切り、長さをそろえる
  ⑤アウトラインとなる花をさす
  ⑥バラをさす
  ⑦グリーンをさす
  ⑧仕上げ
  ⑨講評

留意点
 ・はさみなどで怪我をしないようにする
 ・お稽古ごとの認識がうまれる
   
      


Posted by まるこ♪  at 11:00Comments(0)試験勉強